プロフィール

yuji0517

Author:yuji0517
氏名、野崎雄二(YUJI NOZAKI)
経歴、1947年、新潟県生まれ
 1970年、早稲田大学政治経済学部卒
 1970~1994年、住友信託銀行
 1994~2014年、住信投資顧問(現三井住友トラストアセットマネジメント
 2014年、退職
30年余にわたり、株式のファンドマネージャーを続けて来た経験から、書き残してみたいものが、多々あり、ブログを始めてみた。
<初めて、読む方に>
左下の「過去の掲載記事のテーマ一覧」で、「初めに」に、ブログの全体像を、次いで、テーマ別に、頭に、目次を付けていますので、興味あるテーマを選んで、読んでいただけたらと思います。

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過去に記述した論文を、整理再編集したものと、新たに、書き下ろした論文集

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[カジノ法案」考

                 2018、7、14
現在の安倍政権は、ろくでもない法案ばかりに終始している。
最近の「働き方改革法案」「参院選挙改革法案」等々挙げれば切りがないが、「カジノ法案」もその一つである。

今日の日刊「ゲンダイ」の解説記事がある。
「石井国交相が、「依存防止対策など重層的かつ多段階的に講じたクリーンなカジノだ」と繰り返すが、逆に多重債務者を続出させる仕組みが織り込まれている。掛け金が不足した客に、胴元であるカジノ事業者がカネを貸せるのだ。
法案では、カジノ事業者が施設内で、「特定金融業務」ができるようになった。
カジノ事業者は一定額を預けた顧客に無制限に貸し付けできる。返済期間は2カ月以内でなんと無利子。
しかし、返済できなければ、年利14・6%の違約金発声。
つい最近、消費者金融の多重債務者が大問題になり、
最高裁は、法定金利以上の違法性を認定、返済を義務づけ、貸金業法も改正され、限度額まで、設定されたBあかりである。
そんな中での、「治外法権」の法律である。
石井国交相は、「顧客の利便性」のためと説明しているが、こんな危ない法案は、・・・

以前、私は株式会社、ファンドマネージャーであったことから
「株式市場は、投資と投機の組合せで出来上がっている」と小論を書いたことがある。
投機=博打である。
賭け事には共通する問題として、次のようなものがある。
(イ)、常習性
(ロ)、公正性と詐欺(嘘をつくなかれ、卑怯なことをするなかれ)
(ハ)、勝ち負けは運か、能力か?
(ニ)、胴元は常に儲かるようになっている。

このうちの、「胴元は常に儲かるようになっている」で、次の様に書いた。
カジノや賭博場の収益源は何か?
(イ)、寺銭、パチンコ玉の景品への交換手数料、競馬場等の入場料
(ロ)、ゲームのルールに組み込んださや抜き、還元率
(に)、博打金の高利の金貸し
多くは、この組合せで、出来上がっている。
として、株式市場の仕組みについて書いた。

博打場と高利貸は、裏表一体である。
カジノ法案は、やはり、高利貸とセットであった。
このゼロ金利時代に、期限の利益もない14・6%の債権なら、売り出したとしても、飛ぶように売れることであろう。
そこには、ハゲタカか暴力団が見え隠れする。
安倍政権というのは、ろくでもない政権である。

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妊娠期の飲酒・喫煙について

7月4日の日経夕刊について、次のような記事があった。
「母親が妊娠期に喫煙、子の聴覚障害疑い1.75倍」
「京都大川上教授らのチームが、神戸市との共同研究で、2004~10年に、乳幼児健診を受けた約5万組の母子データを解析した結果、
妊娠期に母親が喫煙していると、聴覚障害疑いが、喫煙していない場合に比べ、約1.75倍高くなった
妊娠期の喫煙に加え出生4カ月の段階で、子供の目の前で喫煙する同居人がいる場合は、約2・35倍高くなった」
気になったので、調査内容を調べようと思ったが、内容は、検索しても出てこない。
ただ、同じような、新聞ニュースが、数件見られただけである。

<妊娠期の飲酒喫煙は、出生児に害がある>
これは、昔から言われていたことである。
わが娘は、酒が好きでよく飲んでいた。
それが、妊娠したと判った時には、妊娠中は当然として、出産後も、母乳期間の1年超は、断酒を続けた。
京都大と神戸市の共同チームは、5万組のビッグデータを入手している。
それなら、妊娠期の飲酒の弊害も調査できた筈なのである。
それが、この記事には、全く触れられていない。喫煙だけである。
次の2つが、想定される。
1、妊娠期の飲酒は、同様の弊害があり、結果も得られたが、喫煙の害を強調するため、あえて、伏せた。
2、妊娠期の飲酒は、喫煙よりも、もっと弊害があったが、記事にならないので、伏せた
3、妊娠期の飲酒は、弊害がなく、迷信に過ぎなかった。
調査結果の全容が、公表されてないので、全く、不明であるが、1乃至2であろうと思っている。

<受動喫煙の害を強調するのか、分煙の効果が大きいとみるのか>
私は喫煙者であるが、家庭内では、妻が妊娠した時から、ベランダ族となった。
もう、30年以上になるが、マンションでも一軒家でも、ベランダで喫煙する習慣が続いている。
(たまに、極寒日や猛暑日は、換気扇の下で、すうこともあるが)
記事をよくみると、「子供の目の前で喫煙する同居人がいる場合は」となっている。
「子供の目の前では、喫煙しない同居人がいる場合」は、高くなかった、と読み取れる。
これは、家庭内分煙は効果があった、ということではないだろうか。
要は、記事の書き方である。

タバコには、健康上の害がある。特に、胎児、乳児ほど影響が大きい。
その一方で、分煙には、それなりの効果もある、と言うことではないだろうか。
どうも、今回のこの調査は、そのことを言っているように思われた。
それが、もっと詳しい内容が知りたかった理由である。
これは、家庭内における分煙だけの問題ではない。
ビル内についても、喫煙室をもうけて分煙することは、受動喫煙を回避する有効な手段である、と言うことではないだろうか。

<追記> 受動喫煙の影響について
以前、受動喫煙と肺癌との関係についての統計的な資料をみたことがある。
その結果は、統計的には、かろうじて有意と言えるかという程度のものに過ぎなかった。
肺癌の原因は、遺伝、年齢、次いで、車の排ガスの方がはるかに影響が大きく、本人の喫煙でさえ小さいものである。ましてや受動喫煙の影響など微々たるものに過ぎない。
(肺気腫の統計は、見た事はない。)
しかし、受動喫煙の成人に対する影響は、軽微なものであるとしても、
胎児、幼児に対しては、喫煙だけでなく、受動喫煙についても、その悪影響は大きい。
その対策(教育が最も肝要)には、万全を期すべきものと思われる。





AI(12) 人間のシステム 遺伝子情報システム(1)

 人間の細胞は、7年毎に、総入れ替えされる
                      2018、7、1
人間には、脳内システムと遺伝子情報システムの2つの異質なシステムを抱えている。
AIは、脳内システムの一部が、隣接しているに過ぎない。
今回は、遺伝子情報システムについて書いてみたい。
(別に、専門書を読んだわけではない。養老氏の所論のまた売りであり、拡張解釈に過ぎない。)

遺伝子情報(DNA)に基づく生存・種保存のシステムは、アデニン、チミン、グアニン、シトシン(ATGC)の4つの塩基で構成され、たんぱく質のアミノ酸配列を規定する設計図になっていると言う。
そして、次の3つの基本的な原則に支配されており、他の動物と変わるところはない。
1、メンデルの法則、
2、ダーウインの自然淘汰説、
3、ヘッケルの生物発生基本原則

今回は、その内の3について書いてみる。
ヘッケルのの生物発生原則とは、「個体発生は系統発生を要約して繰り返す」であり、
人間(他の生物も)は、生まれてから、死ぬまで、同じようなことを繰り返すとある。
考えるまでもなく、当たり前のようなことだが。
人間のスタートは、受精卵であり、わずか0.2ミリで、肉眼で見えるか否かの大きさである。
それが、わずか10数年で、20億倍(いい加減な計算だが)に成長し、細胞数にして数十兆の桁の成体になる。

私の言いたいのは、次の点である。
そして、人間は、1回の人生の中で、「わずか7年で、全ての細胞が入れ替わる」と言う。
数十兆の細胞が、である。
本当かどうか判らない。
しかし、私は、納得している。人間の成長を、7年ごとに区切ってみると、成程と思われる。
1、0~7歳
 身体は、数倍になり、男女の性差はほとんど見られない。
 脳内システムは、感覚所与を脳内整理し、言語を通じて、概念を構成していく。
 刷り込みから学習に進化し、IFを理解する。
 IFは、他人に置き換えて考えるがえることで、人類と他の類人猿との決定的な違いだそうである。
2、8~14歳
 小・中学校である。
 身体は、1.5倍程にしか成長しなくなるが、男女の性差が出始める。 「男女7歳にして、席を同じゅうせず」とは、よく言ったものである。
 脳内システムは、成長を続ける。
 新井紀子氏は、「全国読解力調査で、中学生までは、読解力が上昇するが、そこから先は伸びない。偏差値が決まってしまう。」と
 「10で神童、15で天才、二十歳過ぎたらただの人」
 どうやら、このあたり(14歳前後)で、道筋が決まってしまうのかもしれない。
3、15~21歳
 身体的な伸びしろは余り大きくない。しかし、男女の性差が、歴然となる。
 動物的には、成体になると言うのであろう。
 脳内システムは、論理的思考力そのものは進歩しないが、情報量そのものは格段に増える。
 ノーベル賞レベルの発見も、 囲碁・将棋の天才も、21歳前後である。
4、22~28歳
 身体的には、ピークで期あり、28歳前後から、下降が始まる
 脳内システムも、ピークであり、同様に、28歳前後から、下降が始まる。
 昔、プログラマー(遥か昔の、コンピューターが、機械語に近かった頃)から聞いたことがある。 「プログラマーにとって、28歳は定年である。何故なら、それまで、自分が1番速いと思っていたのが、自分より若いものが速くできることに気づかされるからである。」
 司法試験で、諦める年齢である。
 28歳は、身体的には、プロスポーツ選手だけでなく、脳内システムにとっても、ピークアウトの年齢であろう。
 女性にとっても、この期間の出産は、全く問題が生じない。
5、29歳から35歳
 身体的にも、脳内システムにも、徐々に下り坂に入る。
 女性も、初産には、気を付けなければならないじきとなる。
 動物的には、成体としても、後半期に入りかけたということであろう。
6、36~42歳、43~49歳、50~56歳、57~63歳、64~70歳
 折り返しの5期間である。
 人間というものは、不思議な生き物かもしれない。
 何故なら、ピークアウトしてからの人生の方が、長いかもしれないのである。
 70歳で古稀、77歳で喜寿となる。
 7年毎に細胞が入れ替わるとすると、私は、既に、10回も入れ替わったことになる。
 入れ替えの度に、内臓、血管、筋肉は、以前より劣化し、そして、免疫力は低下していくのであろう。思え起こせば、大病はないが、それなりに、若いころにはなかった、病名が出てくる。 ぎっくり腰、帯状疱疹、等々

 昔の人間は、人生の後半期は短かった。
 それが、抗生物質やワクチン、衛生観念の普及から、疫病のリスクが大幅に減少した。それと共に、平均余命は「、急速に増えた、、
 最近、アンチエイジングが、やたらと耳にする。これも、動物としての後半期が長くなったせいせいかもしれない。

 最近、がん検診、制癌剤、がん保険等々、がんに関する記事が、やたらと多い。
 がんの原因は、1に遺伝、2に年齢、最後に外部環境が少し出てくるだけの話である。
 年齢を重ねれば、免疫力が低下するのは、当然である。
 疫病、戦争、交通事故等、若い時に死ななければ、老齢化は進む。
 血管系、心臓疾患で死ななければ、後は、がんが待っているだけの話である。
 老齢化社会の宿痾のようなものかもしれない。
 しかし、それにたかる連中がなんと多いことか。

 年齢別人口構成をみると、喜寿に相当する77‐8歳前後から、急傾斜している。。
 グラフをよくみると、5年毎に、その世代の人間は、半減している。
 団塊の世代が、その段階に到達するのが、7年後である。
 そこからは、さぞ、葬儀屋と寺が繁盛することであろう。
 薄葬が進んでいることは、結構なことであろう。

 もっとも、私も、自分の年齢を考えると、健常高齢者でいられるのは、あと6・7年かと思うと、寂しい感じもする。





 

プラスチック廃棄物(考)

欧州はポイ捨て社会    2018、6、22


日経夕刊に次のような記事が載っていた、
「欧州 脱プラスチック ストローなど紙・再生産素材に」
「海洋汚染が深刻 使い捨て禁止へ」
海洋汚染が問題になっているプラスチックごみを減らす取り組みが、欧州で加速してきた。
飲食や小売店でストローの配布をやめたり、食器を再生可能な素材に変えたりする動きが広がっている・・・・
カナダと欧州勢が「海洋プラスチック憲章」を採択し、消費削減の数値目標を盛り込んだが、日本は見送った・・・」と。

しかし、この記事には、背景にある次の情報は、全く載せていない。

欧州は、昨年まで、年間300万トンのプラスチック廃棄物を中国に輸出していたが、
今年1月、中国が環境規制強化を打ち出し、前年比5%に激減した。
乗用車の平均重量は、1tであるから、300万台相当である。
代わりに、アジア各国(マレーシア、ベトナム、インド、トルコ、香港)に、輸出先を変更したが、
半分は確保できたもものの、残りは行き場を失っている、と。

プラスチック廃棄物は、資源でもある。
新聞記事は、その視点が全く欠けている。
それを、資源として活用できるか否かは、分別されているか否かで大きく違ってくる。
欧州のプラスチック廃棄物は、分別されていない。
中国は、欧州から、それを輸入し、人手をかけて分別し、再利用してきたが、
今では、人件費も上昇し、割に合わないから、輸入を中止したのである。(表面上は、環境規制となっているが。)
マレーシア、ベトナム、インドは、まだ、人件費が安いため、分別して再利用しているのであろう。

プラスチック廃棄物の再利用について、少し書いてみる。
私の住んでいる杉並区では、
ペットボトル、プラスチック、可燃ゴミの一部に分類されている。
(それ以外は、段ボール、新聞紙、一般用紙、牛乳パック、アルミ缶、スチール缶、びん類、危険ごみ、不燃ごみ、粗大ごみがあり、
合計13種類である。)
・ペットボトルは、ペット樹脂として、再生されている。
・プラスチックは、産業用発電に利用されている。
当然である。プラスチックのこうせい組成元素は、CとHであり、燃やせば、高カロリーが得られる。
しかし、そのためには、不純物が入り込まないように、分別されていなければならない。
・可燃ごみの一部。焼却炉で、可燃ごみを焼却するには、一定量のプラスチック類が入っていなければならない。
もし、プラスチックが入って居ないと、わざわざ、石油系燃料を加えないといけなくなるので、燃焼促進剤として、それなりの役割を果たしているのである。
ゴミは、分別整理されていると、
不燃ごみ(埋め立て)は、せいぜい5%程度のものとなっており、プラスチック廃棄物も、再利用、有効利用されていると言えよう。

欧州社会は、ゴミの分別がなされていないのであろう。
だから、みそもくそも一緒かのように、プラスチック廃棄物を輸出していたものかと思われ、それが、行き詰ってしまった。
それで、ストロー禁止などと言い出し、それを、「憲章」などと言い出すのは、筋違いも甚だしいと思われる。

地中海の海洋汚染が深刻だとか。
それをいうなら、河川や海へのポイ捨てを禁止すべきものと思われる。
ましてや、海洋への不法投棄は、厳罰ものである。
ポイ捨てを横行させたままで、ポイ捨ての中身が、プラスチックではなく、紙なら、分解するので良い、と言うのであろうか。

ゴミの分別やポイ捨て禁止は、社会に習慣として身につけば、それほど、難しいものではない。
プラスチックを紙の切り替えようと言うのは、それだけ、コストが高くなる。
金を払うから、ゴミの分別はしたくない、ポイ捨てはやめない、というのでは、金持ちのわがままのような感じがしないでもない。
欧州の格差社会のなせる業かもしれない。

レジ袋も似たようなものである。
通勤の帰宅時に、日用品をコンビニやスーパーで買い物をするには、レジ袋ほど便利なものはない。
しかも、レジ袋は、ゴミの分別に役にも立つ。
その上、綺麗なものは、発電用に、そうでないものも、可燃ごみの燃焼促進剤として、再利用される。
マイバッグ・・と言っているのは、自宅から買い物にでる専業主婦の自己満足ではないかと思っている。
自分が、マイバッグを利用するのは良いとして、他人には、押し付けないでほしい、と思っている。


AI(14) 天気予報、画像診断、地震予知

3題話            2018,6,16

AIと人間の関係を書いてきたが、触覚の整理がつかないので、寄り道。
何れも最近の新聞記事で、3題話として、比較できそうだったから書いてみた。

<1、天気予報はAIの優等生>
最近の天気予報は、よく「当たる」ようになった。
「当たる」であり、推測・推論したではない。
気象衛星「ひまわり」は、高精度の日本の地図上のビッグデータを収集している。
その画像データを、「京」のスパコンが、大量高速処理(統計と確率)をおこない、
10分毎に更新し、よく当たる。
また、それに、地上からの情報とも組合せ、用途にあった予想(ウェザーニュース)まで行われているようである。

ただ、よく考えてみると、当日や翌日の予報は、よく当たるが、1週間後の予想は、当たっていないようでもある。
時々、1週間前には、今日は晴れだったはずなのに、雨だった。
雨が、前日に早まった、または、次の日に伸びたということが良くある。
つまり、短い時間の予想はよく当たるようになったが、1週間先の予想は、未だ、八卦の世界である。
刻々、予想が塗り替えられているので、よく当たる、と錯覚させられていいる面がないでもない。
それでも、傘を持ってでかける、出かけないが決められるとは、便利になったと思う。

<2、画像診断は、AI向きだが、まだ、十分活用されていない>
最近、画像診断に関して、立て続けに新聞記事がでていた。
「がん見落とし2人死亡 千葉大病院 CT診断ミス」
「肺がん疑い見逃す 堺の病院 X線画像取違」
いずれも、どこにでもある人為的な作業ミスで、たいした事件ではないが、新聞では大きく取り上げられた。
的確に作業(医師)していたら、少しは、寿命が延びたかもしれないと。
この分野は、人間(医師)より、AIにやらせた方が、適している分野かもしれない。

天気予報には、大量の過去データ(今日ではない、1年以上前の同時期のデータである)がある。
それに加えて、ひまわりの最新の精緻な画像が追加され、且つ、10分前に更新される
それが、いわゆるビッグデータである。
それを大もとに、量大高速で計算して次の予想を出す。
画像診断では、過去データに対応するのが、他人のがん患者のデータである。
それを、専門家(医師)が、患者1人の画像と比較して、診断する。
天気予想士が、過去の気象図と比較しながら、現在の1時点の気象図しか見せられないで、天気予報を行うようなものである。
それなら、健常者、がん患者を含めた大量の画像をビッグデータとし、
当該検診者の時系列の画像を比較させれば、
人為的なミスを伴うこともある、がん検診は大幅に改善されるであろう。

但し、これには、問題点がいくつかあるかもしれない。
過去のがん患者の画像診断枚数は相当数あると思われるのが、それが、ビッグデータとして集中され、処理できるような体制になっているか、いささか心もとない。
また、それらは、所詮他人のデータである。
人間は、一人一人違う。検診者・患者の最新の1回分だけのデータでは不足で、その画像の時系列変化も取り入れなけれな、正確な予想は難しい。
時系列データが、多ければ多いほど、診断が的確になると思われるが、超音波画像ならまだしも、放射線画像を、そう頻繁に撮影するわけにもいかないと言う問題もあるかもしれない。

患者の体内画像は、個人情報である。今では、その画像を、いくらでもUSBメモリーに取り込める。
しかし、その画像を個人に交付されたとは聞いたことがない。
私は、過去、X線検査、CT検査、超音波診断を数多く行ってきたが、自分のデータでありながら、1枚も持っていない。
写真は一杯撮られたが、その写真を、自分は1枚ももっていないのである。どこかおかしくないであろうか?
最近、お薬手帳と言うものがあり、それを提示すると、薬代が若干」安くなると聞いた。
もし、個人が、健康診断データとともに、その画像データも、USBメモリーに保持していて、
何処で検査を受けても、私の過去データです、今回の画像撮影と比較してください
という世の中になったとしたら、
天気予報並みの予想(的確な診断)ができるのではないかと思う。

<追記>
私の、義母は、もう5年以上も前に、肺がんと診断された。
大きな影と小さな影があり、余命半年といわれ、直ぐ手術をしないと、言われた。、それに
しかし、義母は手術を断り、子供たちも、それに同意した。
それから、5年以上もたつが、未だ、肺がんの気配は全くない。
3月程前、その義母が、骨折し入院した。その時も、肺に影があると言われた。
大きな影と小さな影の二つですねと、前回の事情を説明し、増えたりしてますでしょうか、と聞いたら、
その病院は、肺がんのことは、言わなくなった。
画像診断と言っても、その程度のものであり、1回の画像を見ての判断は、昔の天気予報と変わらない。
正確な判断には、本人の時間経過をも含んだ画像データが必要である。
それで初めて、AIのビッグデータになるものと思われる。

<3、全く当たらない地震予知>
天気予報ができるのだから、地震予知ができても、とおもうのは、自然なような気がする。
しかし、これが、全く、当たらない。
最近の、南海トラフ大地震の記事を読みながら、当たらないどころか、地震予知が、政治的に、おかしな使われ方をしているように思われてならない。

天気予報も、画像診断も、統計と確率計算に使われる大量のデータがある。
それに比べ、地震の場合、予測に使えるビッグデータがあるかと言うと、全くない。
全くと言ったら、言い過ぎかもしれないが、ほとんどない。
天気予報も画像診断も、ある意味、平面図である。
地震の場合、平面図は役に立たない。地層の立体図が、それも、過去データと現在図の進行図が入手できない。
(最近は、地層や海底に、若干の観測地点を設けているが)
つまり、AIの出番は、ないのである。
ところが、数学用語の統計と確率だけは、ちゃっかり流用している。
何百年前に、大地震が起きた。だから、何十年以内に、大地震がおきる確率は何%であると。
サイコロの目の丁半の期待値は1/2だから、今回、丁なので、次は、半であると。

最近の記事によれば、南海トラフ大地震は、マグニチュード8-9級で、30年以内に80-90%の確率だとか。
それを想定して、予算措置を行うとのことである。
今から40-50年前の1970年代、
近いうちに、東海大地震が起きると、東大教授や東大地震研究所が言い出し、大規模地震対策法までつくられたが、幻の地震となった。
それが思い出される。

私は、地震が起きないと言っているのではない。
起きたとしても、阪神大震災、東日本大震災、熊本地震(いずれもほとんど想定外)同様、違った地震になるものと思われる。
想定外と書いたが、いずれも少数ながら、起きると言っていた人たちはいた。
南海トラフは、予測に足るビッグデータがないのだから、確率80-90%、など適当なことを言うなと言いたい。
少なくとも、数学用語の確率ではなく、可能性に言葉を変えるべきものと思っている。
日本は、元々、天災の多い国である。
地震は、南海トラフだけでなく、何処に起きてもおかしくない。
糸魚川静岡構造線の方かもしれないし、熊本ラインに起きたのなら、その上の福岡ラインやあるいは、もっと大陸よりの韓国ラインにだって起きるかもしれない。
M8-9 といっているが、もっと小さいのが断続的に起きるかもしれないし、M9の上の方かもしれない。
また、地震以外、台風、竜巻、集中豪雨、火山噴火、何があってもおかしくない。
南海トラフの記事を見ながら、政治的な予算獲得の動きや外郭団体の姿が、その背後に見えてくると言うのは、言い過ぎであろうか。

<追記>
新潟県知事選は、花角氏が勝利した。
勝利の要因は、与党対野党と言うより、反原発票の3割を取り込んだからと言える。
泉田前々知事は、「福島の事故検証が済んでいない」と「東電に資格があるか」と2つのことを言っていた。
米山前知事は、泉田路線を引き継ぐと。
果たして、花角氏は、泉田路線を引き継ぐのであろうか。
「福島の事故検証」とは、未だ出されていないし、当分出そうにないが、大方推測できる。
・津波が来る前に、1号機は放射能漏れをしていた。
⇒格納機が地震で損傷した。
・2号機3号機は、内圧のため、ベント・注水できなかった、配管割れのため、圧力容器に水を注入しても、駄々洩れしてい。
⇒沸騰水型は、欠陥システムである。
東電と現政権は、旧来型の1~5号機は駄目でも、ABWRの6・7号機は、対策を講じて、動かしたたい、と言うのであろう。
しかし、泉田前々知事は、「東電に資格はあるか」も問うている。
東電は、危機管理能力が全く欠けている企業である。
福島第2で、津波の危険が提起された時、津波対策を行うことは、原発に対して安全性が問われる、として、対策を施さなかった。
また、3度(2004年中越地震、2007年中越沖地震、2011年東日本大震災)にわたって、醜態をみせた企業である。
同社が、シビアアクシデントに対して、適確な対応ができる企業とは、とても思えない。
東京電力は、どの面さげて、再稼働したいと言うのであろうか。

花角新新潟県知事は、本当に、泉田路線を引き継ぐのであろうか。

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