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プロフィール

yuji0517

Author:yuji0517
氏名、野崎雄二(YUJI NOZAKI)
経歴、1947年、新潟県生まれ
 1970年、早稲田大学政治経済学部卒
 1970~1994年、住友信託銀行
 1994~2014年、住信投資顧問(現三井住友トラストアセットマネジメント
 2014年、退職
30年余にわたり、株式のファンドマネージャーを続けて来た経験から、書き残してみたいものが、多々あり、ブログを始めてみた。
<初めて、読む方に>
左下の「過去の掲載記事のテーマ一覧」で、「初めに」に、ブログの全体像を、次いで、テーマ別に、頭に、目次を付けていますので、興味あるテーマを選んで、読んでいただけたらと思います。

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銀行の口座開設の難しさ

銀行と役所                 2017,3,10

世の中、何処か、違っている方向に向かっているいるのではないかと痛感した。
これは、私の経験である。

私の遠い親戚の老人がいる。
片道、1時間程の遠隔地に住んでいた。
旦那は死亡してから、7年。子供はなく、兄弟もいない。
血縁から言ったら、私の祖父の兄妹の娘であるから、5親等に当る私が、一番近い。
近隣の人達の依頼もあり、私が、役所関係はじめ、各種の手続きを行っている。
本人は、83歳、体は全く動かせず、耳も聞こえず、痴呆症の気がでているが、それなりに、意思ははっきりしており、声も出せ、筆記では、意思疎通もできる。
2年前に動けなくなり、病院、遠隔地の老健施設をへて、ようやく、今年の1月、本人の自宅近くの特養に入所できた。

特養の依頼で、メガバンクに、引き落とし用の普通預金口座を解説することになった。
最初は、郵送で開設できるとのことで、その手続きを行ったが、不可で戻ってきた。
印鑑が不鮮明との理由等々で。
→私の見る限り、不鮮明とは、とても思われなかった。
それならと、特養と相談して、本人を車椅子に載せて、開設に行こうと出かけることにした。
(本人は、みみずのような字であるが、署名は出来た)

銀行に、本人を連れて行く前に、事情を話して、必要書類は用意してあるから、コピーが必要なら、事前に対処して欲しい。本人をつれてくるので、署名だけで、開設できるようにしてくれと依頼した。
しかし、銀行側からは、事前の準備は、出来ない。全て、本人が来てからで、署名だけでなく、住所も書いて貰うと。
唖然とした。

文句をいっても仕様がないので、1時間後、本人を車椅子で連れて行き、銀行で、口座開設手続きをした。
耳が、聞こえないので、ここにこう書いてと、サインペンで消しては書いてを続け、悪戦苦闘しながら、みみずのはうような字で、
日付、郵便番号、電話番号、住所、本人名、カタカナ、生年月日を書いて貰った。
住民票や健康保険証を提出し、
これで終わったと思ったら、行員が、責任者に聞いたら、これでは、2枚目が読めないので、2枚目をもう一度書いて欲しいと。
再度、書きなおした。
全てがおわるに、1時間半かかった。

終わったあとで、行員に聞いた。
私は、元銀行員であるが、昔の銀行は、こんなでは無かった。
こんなことを行っていたら、高齢者は、銀行口座が開設出来ない。
昔は、本人の署名、捺印、金額が訂正出来ないようにすること、が必須要件で、それ以外は私が書いても良かった筈だったと思われるのだが。
オレオレ詐欺が横行したためかと聞いた。

そしたら、
詐欺が横行したしたからではない。
2枚目は、税務署に提出する。
詐欺なら、既存口座を名寄せするなり、監視すれば良いが、既存の口座には、何も言って来ていない。
税務署は、新規口座開設を監視している。
税務署が、住所と氏名の筆跡が違うと、口座開設をみとめてくれない。
これは、今年に入ってからの指示で、特別厳しくなった。
パナマ文書でタックスヘイブンが問題になり、新規の口座開設を監視しているためと聞いている、と。

税務署も税務署なら、銀行も銀行である。
そんなことで、タックスヘイブンの監視等、出来はしない。こんなことをやっていますと、形式だけ整えようということか。
銀行にしたって、本人確認なら、特養に電話をするなりして、確認をすれば良いだけの話である。
たまたま、本件は、ミミズのような字でも書けたから、事なきをえたが、老健や特養に入る人達には、それがままならない人達が大勢いる。
これでは、介護が必要としている老人イジメではないか、と、行員に言ったら、
「おっしゃる通りです。意見として、行内に伝えます。」とは言っていたが。

銀行は、昔から、役所の様だとは言われていたが、昔は、これほど酷くは無かったように思う。
くだらないことに、約1時間半、付きあわされた。
途中は、まるで、私が、年寄りを虐めているかのような感じにさえさせられた。
終わって、通帳を渡された時、老人に、良く辛抱して、附き合ってくれたと褒め言葉を与えたくなった。



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