プロフィール

yuji0517

Author:yuji0517
氏名、野崎雄二(YUJI NOZAKI)
経歴、1947年、新潟県生まれ
 1970年、早稲田大学政治経済学部卒
 1970~1994年、住友信託銀行
 1994~2014年、住信投資顧問(現三井住友トラストアセットマネジメント
 2014年、退職
30年余にわたり、株式のファンドマネージャーを続けて来た経験から、書き残してみたいものが、多々あり、ブログを始めてみた。
<初めて、読む方に>
左下の「過去の掲載記事のテーマ一覧」で、「初めに」に、ブログの全体像を、次いで、テーマ別に、頭に、目次を付けていますので、興味あるテーマを選んで、読んでいただけたらと思います。

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やっと出て来たトランプ政権の銀証分離論

グラス・ステーガル法復活の可能性はあるか?  2017,5,3
 ーーー現代の金融論(3)ーーー

今朝の日経新聞7面に
「メガ銀行解体 歌旅論点に」「トランプ氏発言 日本勢は様子見」
「銀行が証券会社を持つことが悪なのか。トランプ氏が米金融機関の分割に言及したことで、古くて新しい金融界の論点が急浮上する可能性がでてきた。トランプ氏の『分割」の念頭にあるのは、1999年に廃止された銀証分離を定めていたグラス・スティーガル法だ。」

私は、かつてこのブログで、この問題を書いた。
11月8日のが、米国大統領選であったから、その直後である。
「米国に金融改革ができるか」」 ドット・フランク法とグラス・スティーガル法       2016,11,18
左欄にある「現代の金融(3)」を開けば、内容をみることが出来る。

グラス・スティーガル法を廃止し、銀行・証券合体の巨大金融機関を出現させたのはクリントン政権である。
リーマンショックを受けて、オバマ大統領は、巨大金融機に対して、ドット・フランク法で厖大な規制をかけた。ドット・フランク法には、法案を通すために、金融リスクとは関係ないモノも付け加えて、長文の法律となった。その厖大な規制の内容とは、あれをやってはならん、だけではない。これをこうしろと箸の上げ下ろしまで指示し、厖大な報告書を提出を要求した。その結果は、巨大金融機関の間接人員雇用を増大させ、法律顧問関係者、コンサルタント、システムエンジニア等に、厖大な仕事を生み出した。
このドット・フランク法の廃止、グラス・スティーガル法の復活は、共和党の主張でもあり、トランプも選挙期間中に言ってはいたが、当選後は、口を噤んでしまった。
トランプ政権から出て来ていたのは、ドット・フランク法の複雑極まりない規制の緩和だけであった。

トランプ当選から、半年近くたった。
トランプ政権は、「ウォール街に取り込まれてしまった」かもしれない、と思っていた。
それが、今回のトランプ発言である。
トランプ政権は、内政や経済政策で、あちこち、行き詰まりを見せている様である。そこで、選挙中に言っておきながら、頬被りしていた政策を取り出してきたのかも知れない。
グラス・スティーガル法の復活なら、議会も国民も賛成するかもしれないと。反対するのは、一部特権層だけであると。

この銀証分離策は、レーガン時代の金融規制であり、反オバマを主張しているトランプにとっては、最も、相性の良い政策でもある。
幸いなことに、トランプ政権に参画している金融業界の出身者がゴールドマンだけである。
ゴールドマンは、証券専業であり、反対はしないと。
過去の銀行と証券の統合の組み合わせは、次のようであった。現状は、どうなっているか、判らない。
    JPモルガン+ベアスターン 
    シティ+ソロモン+スミスバーニー
    バンカメ+メリル
    ウェルスファーゴ+ワビコア
証券専業で来たのは、、ゴールドマンとモルガンスタンレーだけである。モルガンスタンレーは、これ幸いと、三菱UFJ銀行に、離縁状を突き付けるかもしれない。

もしかすると、トランプ政権の目玉政策として、復活するかもしれない。
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