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yuji0517

Author:yuji0517
氏名、野崎雄二(YUJI NOZAKI)
経歴、1947年、新潟県生まれ
 1970年、早稲田大学政治経済学部卒
 1970~1994年、住友信託銀行
 1994~2014年、住信投資顧問(現三井住友トラストアセットマネジメント
 2014年、退職
30年余にわたり、株式のファンドマネージャーを続けて来た経験から、書き残してみたいものが、多々あり、ブログを始めてみた。
<初めて、読む方に>
左下の「過去の掲載記事のテーマ一覧」で、「初めに」に、ブログの全体像を、次いで、テーマ別に、頭に、目次を付けていますので、興味あるテーマを選んで、読んでいただけたらと思います。

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「タカタ」考

ー日本企業ー               2017,6.27

現在、新しいパソコン(Windows10)を試している最中であるが、便利になったのか、不便になったのか、今一つ判然としない。
時々、訳の判らない表示が、出てくるし、立ち上げにも時間がかかる。
過去のデータさえ、探すのに苦労している。
まるで、リモコンで、使うことのないボタンが、一杯増えたかのような感じである。

今朝の日経朝刊の一面には、「タカタ」「東芝」が載っており、昨日は、「富士ゼロックス」が載っていた。いずれも、私の現役時代に縁のあった会社である。
「東芝」・・・35年前の融資時代の担当先だった。
「タカタ」・・20数年前、同社オーナーの個人会社が、特金受託先だった(私が運用したわけではなく、バブル崩壊後の残骸のメンテナンスをしただけだが)。
「富士ゼロックス」・・数年前までの企業年金の受託先であり、実際に、株式運用を行っていた。
いずれ記事も、気の滅入るような話であり、何故だと自問しながら、記事を読んでいる。

今回は、「タカタ」について、若干ながら、書いてみる。
結局というか、結果の判っていた話であるが、同社は、会社更生法を申請した。
自動車の欠陥に関する事件として、フォード・ピント事件、ファイアストン;タイヤの事件(実際はフォードSUVの欠陥であるが)が思い起される。
タカタは、2015年に、米NHTSAに2億ドルの民事制裁金(過去最高)を課され、今年2017年、米司法省から、罰金、被害者補償基金、自動車メーカーへの補償金合計10憶ドルの支払いを命じられ、且つ、詐欺罪とされた(形は和解であるが)。
これ以外に、自動車メーカーには、1兆円を超えるリコール代の負債も抱えており、今回の会社更生法申請となった。

タカタに過失があったことは確かであるが、たかだか、1件当たり数千円のエアバッグを売っていたところ、米国で11人の死亡事故を出したため、詐欺とされ、一切合切の請求書を突き付けられたということである。
バス事故で数十人の死者を出したり、船で数百・数千人の事故を出したりしても、1兆円の請求書が来るとは、想像できない。
何故、こんなことになったのだろうか、考えてみた。
これは、新聞・報道には述べられていない、私独自の見解である。
一つは、米国リスクであり、今一つは、異常な米国の車社会の問題点である。

<米国リスクについて>
タカタが、米国企業なら、こう言った事態には、ならなかったであろう。
タカタは、なまじ、金を持っている日本メーカーである。
それが、誰もが、目に見える形で、失敗を犯した。
前回のトヨタのHV車問題では、みそをつけたが、今回は、いけると。そして、詐欺罪を適用し、有り金を巻き上げられた。
日本の諺ではないが、「川に落ちた犬は、棒で叩け」があるという。まさに、これに該当しそうである。
トヨタにしても、ホンダにしても、救いたい気持ちがあったとしても、延焼の恐れが強い。明日は、我が身。一線を画する必要があったモノと、推察される。

これは、本ブログには、時々書いてきたことであるが、米国という国は、ジャイアンであり、「俺がルールだ」が罷り通っている。
日本企業は、常に、米国リスクを念頭に置いて行動しないと、とんでもない事態に陥るという、これはその典型例であろう。

<異常な米国の車社会について>
そもそも、エアバッグなど、車に必要な装備であろうか。
エアバッグは、追突した時に、作動するモノである。追突するような運転をしなければよいのであって、追突しても、自分だけは、生き延びようなどとは、虫の良い話でもある。
日本車は、追突しても、車両の全面が、クッションのように凹む設計になっている。シートベルトだけで、十分なはずである。

ところが、米国では、燃費の悪い大型のSUVが売れているという。
ガタイが頑丈で、追突することはあっても、追突されても、負けない。だから、追突した時の、防御策として、エアバッグが必要だと。
エアバッグは、無謀な危険運転を、助長しているだけではないだろうか。
米国映画を見ると、派手なカーチェースの場面が良くある。丸で、追突しても、エアバッグがあるから、俺は死なないと、言っているようである。
そんな映画は、ドラッグ等と同様に、PG13、17(日本なら、R15)に指定すべきではないかと思っている。



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