プロフィール

yuji0517

Author:yuji0517
氏名、野崎雄二(YUJI NOZAKI)
経歴、1947年、新潟県生まれ
 1970年、早稲田大学政治経済学部卒
 1970~1994年、住友信託銀行
 1994~2014年、住信投資顧問(現三井住友トラストアセットマネジメント
 2014年、退職
30年余にわたり、株式のファンドマネージャーを続けて来た経験から、書き残してみたいものが、多々あり、ブログを始めてみた。
<初めて、読む方に>
左下の「過去の掲載記事のテーマ一覧」で、「初めに」に、ブログの全体像を、次いで、テーマ別に、頭に、目次を付けていますので、興味あるテーマを選んで、読んでいただけたらと思います。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

アクセス数

過去の掲載記事のテーマ一覧

論文集

過去に記述した論文を、整理再編集したものと、新たに、書き下ろした論文集

RSSリンクの表示

リンク

原発考

                 2017,12,27
久しぶりのブログ
正月にかけては、多少書ける余裕があるかもしれない。

書いてみたいテーマは、色々あるが、当初からの問題意識のある原発について書いてみる。
今日の夕刊で、
「柏崎刈羽原発が正式合格」
「規制委、6・7号機 再稼働見通せず」
「再稼働には地元自治体の同意が必要となる。新潟県の米山知事は、県独自の福島第1原発事故の検証が終わるまでは、再稼働については議論しないという姿勢を示している。検証には3年程度かかるとしており、再稼働は早くてもそれ以降になる見通しだ。」とある。

当然のことだ。
原子力規制委員会は、「東電が提案した原子炉格納容器の破損を防ぐ新たな冷却シムテムを義務図けることなどで、事故対策ができると判断した」とある。
これでは、福島原発事故に対する回答には、全くなっていない。
福島原発事故の最大の問題点は
津波が想定内か、想定外の問題とともに
(1)津波以前に、1号機は損傷していた
(2)電源喪失して、格納容器が高圧になった時、ベントができず、注水できなかった。
(3)短時間で、メルトスルーを起こし、今もって、溶融物質を回収できず、放射能が駄々洩れ状態である。
の問題がある。
(1)は、未だ、闇の中である
(2)は、指摘しているのは、一部のようであるが、東電は、対応できるシステムに変更する計画のようである。
(3)は、全く、検討もしていないようである。

そもそも、沸騰水型は、格納容器が小さく、一旦事故が起きたら、進展しやすい(対処の時間が、少ない)と、新聞記事にも書いてある。
しかしながら、燃料棒の挿入が、下からであるという問題に触れていない。
下からの挿入であるから、下部に穴があり、その分メルトスルーが早い。
その結果、溶融物質が、圧力容器下部、途中の金網部分、底と3か所に散らばってしまい、現状は、その回収の目途が立っていない状況に追い込まれているのである。
電源喪失から、メルトスルー開始まで、どれだけの時間があったかの検証は必須である。
つまり、「危機管理に対処できる時間はあったのか」「危機管理は可能であったのか」の問題である。
結論次第では、沸騰水型は、事故が起きた時に、対処できない欠陥システムであると言わざるを得ない可能性が、大いにありうるのである。

残念ながら、原子力規制委員会は、事故が起きない前提で、議論しているようである。
日本列島、何処に、原発を作っても、事故の起こる可能性がある。
本来は、事故が起きた時に、「対処できるかどうか、対処可能なシステムかどうか」の側面から、検討すべきものと思っている。


スポンサーサイト

<< AI・ロボット考(1) | ホーム | 気になっている事柄 >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 ホーム